そで口のボタンを外し終わると、襟元からシャツのボタンを外し始めた。

ジンの右手がボタンを外していく仕草を見守る。

「何だ?」

不意にジンが声をかけてきて、あたしは一瞬びくっと身体を震わせてしまった。

ジンがボタンを外しながら聞いてきた、この『何だ?』は、多分あたしの視線の事。