それから、ジンは自分の右手首を見つめる様に少しの間固まり、その右手首を自分の顔へと近付け、唇を寄せた。

器用に口を使ってそで口のボタンを外す様子に、キスを連想してしまう。

辛うじて一度だけあたしからしたキスは、小学生みたいにヘタクソで自己嫌悪。

あんな風にジンの方から唇を寄せて甘くキスされてみたい。