「なぁ、さっきの怪物はなんなんだよ!?
ハンターってなんだよ!?
分かるように説明しろよっ!」
浅沼は俺の服をつかんで揺する。
「俺だって分かんねぇよ。」
「はぁ!?とぼけんなよ!
だったら、今までの意味分かんねぇ会話はなんなんだよ!」
もぅ浅沼は混乱してやけになっている。
「なぁっ…。」
俺の服をつかむ浅沼の手は震えていた。
「なぁ、聞けって!」
俺が浅沼に向かって怒鳴ると
浅沼は俺をじっと見た。
「お前は何者なんだ…?」
「なっ…何って…オレたち…
親友じゃねぇか…。」
浅沼は脅える。
「そういう事じゃねぇ。
お前は上の世界の者か?
それとも下の世界の者か?
もし下の世界の者だったら
何の目的でここへ来た?」
「勇助の言っていることが分かんねぇよ…。」
浅沼の眉毛がへの字になる。
「しかたねぇ…。クゥ。」
「いいのか?」
クゥが俺の顔を伺う。
「仕方ねぇ。
人間のまま始末するしかない。」
「しっ…始末って…」
浅沼は後ずさる。



