〜Yusuke〜



未だに浅沼の正体が気になる。



しらばっくれている可能性が高い。



だったら化け物に変身したほうがいいだろう。



まぁ、それのほうが手間があるが


人間のまま殺すのはまだ怖い。





ケータイの着信が鳴った。


浅沼からだ。



「どうした?」



『怪物がっ…目の前に…勇助助けてっ!』


ビトレイアル!?



しかし、こんな公共の場(学校)で…



「浅沼!今、どこにいる!?」



『裏庭…。早く助けてっ!

・・・うわっ・・


きゃああああああっっ!!!!!』


「浅沼!」


電話が切れた。



やばいっ!


あいつの命が・・・




またケータイが鳴った。


今度はアラーム(警報装置)。



なぜだ!?


このアラームは浅沼が化け物に変身した時に


あの浅沼にあげたストラップが反応して


俺のケータイに鳴る仕組みになっている。




もしかして、


浅沼が変身したのか!?



どちらにせよ、裏庭に向かわなければ!




俺は全速力で走った。