もう一度君に会いたい





「あ、…うん。」

『(元気ないけど、気のせいか?)』

俺はそんな事を思ったけど、正直、ジェットコースターに乗りたかったから気にせずに雪波を連れて朝陽たちを追った。

〔結局、あなたも好きなんですね…。
by作者〕


――数分後――

「いや~!楽しかったね!」

「もう最高ッ!!」

『やっぱ良いな、ジェットコースター。』

「…。」

ジェットコースターに乗り終わった俺たちは思い思いの感想を言いながら、余韻に浸っていた。


「もう一回乗ろ~ぜッ!」

そう、朝陽が言ったら園田が「賛成~!!」と言いながらまた、列に並びに行ってしまった。

『(何だかんだ言ってあの二人、仲良いよな…。)』



『似た者同士だな…。』
そんな二人に俺はそう、呟いていた。