秘密の恋 〜私の禁断〜 上






―ガチャ





「ただいま〜」

「お帰り…」

旦那は玄関に座りながら靴を脱いでいた。

旦那の背中に冷たい視線を送る。

「あっそうだ、明日ね、会議で帰りが遅くなる」

まるで、今思い出したみたいな言い方だね。

「へぇ〜…」

振り向いて目を合わせず旦那はネクタイを緩めながら私の隣を擦り抜けた。






私の冷たい視線にも気付いていない。








「あれ?ご飯は?」

「無いよ。」

「でも、作りかけじゃん」

「作ってもらえば?…リカに。」

旦那は一瞬肩がビクッとした。

「…は?もうなんも無いって…」

出た。大嘘。

「明日は?」

「はっ…?何の事?」

しらばっくれるな。

「もういいよ。………







大嫌い。」






旦那は慌てた。


「お…おいっ!!」