秘密の恋 〜私の禁断〜 上

2人に優しく名前を呼ばれた。


「リサコ…」

「リサコ…」



「リサコ…俺は平気。浜野さんと幸せになれ。もし、また俺だと思う日が来るなら再婚してやるよ!」

泣きながら笑う卓也が痛々しい。


「さっき、リサコは浜野さんと話しながら泣いたろ?もう会えないんじゃないかって不安だったろ?好きなんだよ。だから…お前なら誰といても幸せになれるよ。俺の嫁だ。最高の女だよ!」


「卓也…」


「俺、行くよ!また離婚届けなり、会えるし、取りあえず帰るわ…」


「卓也…」


「じゃあな!」


「……卓也!!……ありがとう…ありがとう!!」



卓也は背中を向けて手を挙げながら私達の前から去って行った。