秘密の恋 〜私の禁断〜 上

「無理だよ…あんな切り方するなよ。」

「あぁ……」

「いつもこの辺りで下ろすからさ、さっきから歩き回ってたんだ…いつか会えるかなって…」

「うん…」

「旦那とやり直すの?」

「うん…」

「荷物、持つよ。」

勇気は私の手からスーパーの袋を取った。

「冷食…溶ける…」

「じゃあさ、置いてこいよ。少し話したい。」

「でも…」

「最後のお願いだと思って……」

「………うん。」




私はアパートに入ると買った物を冷蔵庫にしまった。



「勇気…探し回ってくれたのかな……メールすれば良かったのに…」


冷蔵庫の前で少し立ちすくんだ。



どうしよう。


このまま…出ないで…。


家の前でずっと待つのかな…。