秘密の恋 〜私の禁断〜 上

「………。」

『リサコ…昨日は…』

勇気の気の抜けたようなどうしようもない声が耳に響いた。



「もういいよ。」

『ごめん…ついカッとなって…』

「いいってば!」

『カナコはさ…』

またカナコさんの話?
少しうんざりした。

「聞きたくない。」

『リサコが1番大切な事には変わりないんだ…』

「もう良くない?私はもう話すことはないの。旦那とうまくやっていけそうなの。」

『本気かよ…』

「本気…だからもうごめん。」





私はいつかの日みたいに、また無理矢理電話を切った。