秘密の恋 〜私の禁断〜 上

掴んだ腕に私とカナコさんの視線が集まる。




しまった!!




カナコさんは一瞬私の顔を見た。



オシャレリングでもなく、ペアリングでもない。




明らかに4年の月日を感じるエンゲージリング。




誰が見ても、結婚指輪だ。




カナコさんは勇気の顔をチラッと見たけど、何も言わずに笑顔で手を振って立ち去ってしまった。




「リサコ?」

勇気が顔を覗き込む。

「指輪、バレちゃった。」

勇気は笑顔で私のほっぺをつねる。

「いいって!」

ニヒーッと笑う勇気の顔が好き。




カナコさん、不思議に思ったかな…。