枕に顔を押しつけた。


藤田はどう思っただろうな…。


今ごろ安西と井上とで僕を不信に思ってる…きっと。


もう嫌だ…。


「三組は全員出たか!!」


廊下から聞こえた大声。


二組の担任の大林先生だ。


すごく厳しくて、怖い先生だ。


点検して回ってるんだ…。

どうしよう…どうしよう。


その時、僕がいる部屋のドアが開いた。