さすがの悠斗もぐったりと壁にもたれかかっていた。 あたしは皆にタオルを配った。 「お疲れさま」 未だ壁にもたれている悠斗にタオルを渡しに行った。 「おぅ」 不機嫌そうにあたしからタオルを受け取ると、片付けに戻ろうとしたあたしの手を握ってきた。 「な、なに??」