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「じゃあ行ってきまぁす」お母さんに学校まで送ってもらって、みんなが集まってるとこに急いだ。
「ぷッ!何その荷物…」
振り向くとあたしの荷物を指差しながら吹きだす悠斗。
「いーの!」
プイッと膨らむあたし。
…てか荷物重い。かなりの量になっちゃった。
悠斗が笑うのも無理ない。
悠斗をシカトしてズルズルと荷物を引っ張っていると急に身軽になってコケそうになった。
「ほら、持ってやるから怒んな?」
ヒョイっと軽々荷物を持ち上げた。
「あ…ありがと…」
やっぱこういうの見ると男の人なんだなぁって感じる。
てか…怒ってないし。
