きっとあたしがこんな馬鹿だから遊ばれてるんだ…
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――…
次の日。
今日は久しぶりに部活が休みだっため拓巳は友達と遊ぶと言っていたので、あたしは1人で帰ることにした。
…はぁ。
昨日のことが頭から離れないあたしはトボトボと長い廊下を歩いていた。
すると、いきなり誰かにぐいっと腕を引っ張られた。
わぁ!?
そして空き教室に引っ張りこまれた。
…これは…
「わりぃ」
やっぱり悠斗…。
「…何?」
あたしは話したくなかった。
「…昨日ごめんな」
かっこいぃ顔が寂しそうに微笑んだ。
そんな顔しないでょ…
「もぅ…いぃよ」
自分は何を言ってんだか…。良い訳ないでしょ…
「だから…もうあたしで遊ばないで…?」
「…は?」
…は??
「…ばかか?好きでもねぇ女にキスするわけねぇだろ!!」
…??
「…ぇえ――――!?」
