やっと悠斗が離してくれた


…ちょぉ苦しぃんですけど

…てかまたキスされたし…



あたしが肩で息をしていると、



「ご馳走さま♪」
とニヤリとする悠斗。



…怖ッ!


なんなのこの男は…


てかあたしには彼氏がいるってことちゃんと言わなきゃ!!!



「…あの…、山木くん?」

「ん?」


「…あたし、彼氏…」

「おぉー♪理央ちゃん」

ちょうど悪く海くんが部室に入って来てしまった。


「って、あれ??悠斗も」
不思議そうな顔をする海くん。

「理央ちゃんに手ー出してんじゃねーぞ?」

海くんが軽く悠斗を睨む。

「手なんか出してないっすよ」



出してんでしょーが!!



ふと悠斗を見ると…

「お前だまっとかないとどうなるかわかってるだろうな??」
とでも言いたげな目…



…ぅ。