連れて来られた先は乱舞龍の倉庫。 車を降り、倉庫の中へと連れて行かれる。 「お前らはもういい。今日は悪かったな」 雅は数百台の群れにそう言い、倉庫の扉を閉めた。 向かうところは奥の部屋。 入るといつものソファーに龍平がいた。真っ直ぐ睨みつけるように、あたしたちを見る。 「羽流ちゃんは龍平の横」 雅に言われ、あたしは今最も座りたくない位置に腰を下ろした。 将人はその前にある、ソファーに座り、雅と虎太郎は立っていた。