あのあと散々あかりちゃんにからかわれ、やっとバイトが終わった。









『柊さん、双葉さん。お疲れ様です!』



「お疲れ〜!」











いつも通り柊は家まで送ってくれた。





いつもと同じ距離のはずなのに、すぐ着いちゃった気がした。







気付いたら、部屋の前まで来て帰ろうとしている柊の腕に手を伸ばしていた。