「は、はいこれが尚輝君のお弁当です!」
「サンキュー!」
今は2人は裏庭に来ている。
乙女は尚輝をお昼に誘うことは緊張が吹っ飛んだが、自分が作ったお弁当をおいしいと言ってもらえるかは緊張した。
『尚輝君お弁当おいしいって言ってくれるかな…ドキドキ…』
「うまいよこの弁当!恋野の作る弁当ってうまいな!」
「ほんと?!わーい!」
乙女は飛び上がるほどうれしかった。…実際飛び上がった。
「あ、尚輝君急にお弁当一緒に食べようとか言ってごめんなさい」
「いいよ。誘ってくれて嬉しかったし。それにしても恋野の弁当ってうまいな!料理もうまいな!…それにしても何でオレの名前知ってるんだ?」
「あ、そ、それは聞かないでください~」
「ハハハ!じゃあ聞かないことにするよ」

その後
「ゴメン。これは食えん」
「あ、そうだったの。ごめんね」
乙女はくるっと後ろを向くと題名尚輝君情報ノートに書き込んだ。
『尚輝君の苦手または食べれない物は○○っと…食べれない物入れちゃったのはいけなかったけど勉強になったしいいか』
ちゃっかりしてる、乙女であった。