そして夏休み。
乙女は大喜びだった。「わーい夏休みだ!……あれ?なんか忘れてるよーな…」
乙女は、はっと気がついた。「あ!ライバル宣言してない!…よし!今日は学校に行こう!尚輝くんは部活で学校にいるはずだし、だからあの子も来てるはずだし!よし!行こう!」
乙女は駆け出していった。
学校では陸上部やサッカー部が走っていた。『あ!尚輝くんいた!』
さすが尚輝LOVE。すぐ尚輝を見つけてしまった。
「休憩ー!」
陸上部の監督の声が上がった。
「尚輝く…」
尚輝に声をかけようとしたらあの女の子が尚輝の方へやってきた。
「お疲れ様です。砂原さん♪」
『ゔ、や、やっぱし…』
「おー。それにしてもあちー……そういや姫乃昨日の風邪大丈夫なのか?昨日は部活の大事な話し合いや練習があってお見舞い行けなかったけど…」
『…?昨日の風邪って?』
「ええ、もう大丈夫です。心配して下さってありがとうございます」
『え?え?じゃあ昨日ライバル宣言のこと忘れてなかったらもしかしたら尚輝くんとおしゃべりできたかもしれないってこと?!』
乙女のドジは治るのか?!
PiPiPi♪
「あ、メルマガだ…」
乙女はメルマガのメールを読んだ。
「…うそー!このメルマガの占いよく当たるって好評なんだよなー…」
メルマガの占いメールの内容はこうだった。[今日は好きな人に何か誘ってもらえそうな日♪]
乙女はこれを読んだ時飛び上がるほどびっくりしたのであった…