『あっ、私、入江 結衣っていいます。よろしく、住谷くん!!』

素直に可愛いって思った。

『ょ、よろしく!!入江さん。』

『入江さんかぁ…。あ、あの…結衣…って呼んで下さい!!』

彼女の顔は明らかに赤かった。

『わかった!!いいよ。じゃあ直樹でいいよ↑』

『ほんとですか!?わかりました↑』

《キーンコーンカーンコーン》

タイミングの悪いチャイム。

『じゃあまた話そうね!!』

結衣はそう言って席に帰っていった。

これが僕と結衣との出会いだった。