その日は早退して、家に帰ってベッドに横になった。

4時くらいになったときピーンポーンと家のチャイムが鳴った。

そのときお母さんはいなかったから、私が出るしかなかった。

「は~い」

「聖ですけど・・・。さっちちゃんいますか?」

「・・・さっちちゃんですけど?」

「おおちょーどいい☆ちょっと出れる?」

「倒れない程度なら」

と着替えずに、ジャージのまま聖のところに走った。

「めちゃ寝起きやん!」

「てか何しにきたん?」

「連絡表持ってきてん!」

「それだけ!?聖めちゃ家遠いのに。ありがとぉ~。」

改めてお礼を言うのは恥ずかしくて、顔が赤くなったかも知れない。

「さっち~!」

遠くから声がした。

「あ!お母さん!」

「何してんの!ちゃんと寝とかな!あっ聖君こんにちわ。」

聖は挨拶を軽めに済ませて、私は家に帰ることになった。

「明日には学校いけるからね。」

「絶対来てな☆」

「んじゃ!バイバ~イ!」

「バイバイ!」

と、家に向かった。

今日は金曜日なので、土曜日曜と休みがある。

2日間会えないのは寂しいけど、しょーがない。