時は25世紀の夏―――――




あるヒューチャームという先進国の城は、



一人の容姿端麗で大変魅力的だが、



ワガママな王女に振り回されていた。




「りゅういちー!」





「はい、なんでございましょう姫様」




「苺ねーお腹が空いたのー!ケーキが食べたいよーッう」




私がそう言うと。



「はあ、またですか。…少々お待ち下さい姫様。食事係!姫様にケーキを!」




「ははっ承知いたしました!」




そして私の前に世界各国の最高級ケーキが山のように並べられる。




そう…いつだって私の思う通り。








だって私は・・・・・お姫様。