「すいません。ぢゃあお借りします。」 「ええで!全然!」 そう言ってあたしに傘を渡し純さんはニコッと笑った。 「ありがとうございます」 「ええって!ほなね」 「ありがとうございました。」 あたしがそう言うとニコッと笑って玄関のなかに入っていった。