「夢なんてくだらない」

そう草葉に言ったら
草葉はこっちを見た

「何でくだらないの?夢を持つことはとっても素敵な事ぢぁない。」

私は、夢を持つことが
素敵って思えない、ずっと
そうやって生きてきたから

「素敵??バカぢぁないの。夢なんて叶わない、叶う訳がない。」

草葉さんの顔見ながら
私は、小さく怒鳴った

「椎茄さん、叶うか叶わないかはまだわからないぢぁない。何事もやってみなくちゃ始まらないのよ。最初っから決めつける事はないと思うよ。」

草葉は優しく私に
そう言ってくれた

その時だけ一瞬
昔の夢を思い出した

「ケド、叶うか叶わないかわからない夢よりさもっと近い現実の方がいいと思う」

昔の夢はあきらめた
叶わない夢なんか
いらない

「現実も大切かもしれない。ケド夢を持つことも大切だよ。遠くて叶わない夢よりも近くていい現実の方がいい、そう言いたいんでしょう?確かに遠いより近い方がいいかもしれない。ケド遠いいからこそやってみたい
そう思う人だっているの。。
夢が叶わなくたって、、あきらめずに夢を最後まで追いかけた。それだけでも素晴らしいんだよだから夢はくだらなくない。」

草葉さんの言葉を聞いたら
自然に涙がこぼれ落ちた