「さっきから笑ってなかった?」
自然過ぎて気にしてなかった。
「今の笑顔はよかったのー。キュンてきた」
キュンて普通言わなくない?
でもこいつの笑顔を見たらなんかどうでもよくて、
とにかく笑ってた気がする。
「あっ!!」
びくってなったのがわかった。
あいつの握った手にぎゅっと力が入った気がした。
いきなり大きな声出さないでほしい。
「どうしたの?」
「ケータイ」
そう言ってポケットをごそごそとあさる。
「番号教えて」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…