「本当に?」


「うん」



あたしは人に悩みや(今は本当にないんだけど)

自分を弱い所をさらけ出すのが苦手だ。


自分の弱い所を隠したくて殻に閉じこもってしまう。



「ならいいんだけどね」


愛弓は本当に心配そうな顔をしている。


そういう顔を見たいわけじゃないんだけど、

なんだか心に温かいものが溢れてくる。


ふわって体が軽くなって、体中に酸素が行き渡る。



「あたしはどんなきぃでも好きだからね。それだけは忘れないでね」