ふぅーと無意識のうちにため息が出る。
駄目だ。
ため息なんか吐いたら、幸せが逃げてしまう。
うん。前向きにいこう。
こうして心配して貰えるのはいいことなんだ。
そう自分に言い聞かせて、階段を上り始めた。
部屋に入って鍵を閉めると少し安心した。
いきなり親が部屋に入ってくるなんてことはないけど、
鍵をかけることで安心出来るからいつでも鍵は閉めてある。
白で統一された部屋は全てお母さんが決めた。
引っ越して来てから一度も模様変えをしていない。
だから、住み心地は悪くない。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…