鞄を取りに行く為に教室に戻ったら、誰もいなかった。 誰もいない一人ぼっちの教室はなんだか異様な空間だった。 普段ならいろんなところから話し声や何らかの音が聞こえるのに、 今はシーンと静まり返っている。 そんな教室にいると寂しような、悲しいような、苦しいような 不思議な感情が胸に溢れてきた。 この感情が何かはわからない。 だけど、いい気分ではなかった。