またねって手を振って帰っていくあいつを、 角を曲がって見えなくなるまで見送った。 家の中に入って玄関の扉を閉めると、 どっと疲れるが押し寄せてきた。 なんだか今日はいろいろありすぎた。 でも体は重いのに、心は軽かった。 今日はお湯を溜めてゆっくり湯舟に浸かろう。 そうやってゆっくり寝たら、 明日には心も体も軽くなっているだろう。