「そっか、ありがとう」 「いえいえ」 なんだか二人の間には重苦しい空気が流れていた。 さっきまで近くに感じていたのに、 今はなんだかすごく遠い。 寂しい。 こうやって距離を感じているのはあたしだけなのかもしれない。 本当はあたしたちの間に距離なんてなくて、 ただあたしがそう意識してしまっているだけなのかもしれない。 だけどひとつだけわかることは、 そう思ってしまう自分はすごくすごく臆病者なんだってこと。