窓に飾られた古びた人形

悲しそうな目をして

道行く人を見つめている


色褪せてしまったフリルの服
美しいはずだった色白の肌


それでも彼女に恋した太陽だけは

今もまだ輝かそうと懸命に……


そうすることで自分が彼女を

壊してゆくとも知らずに