ダンッ! 勢いよく、自分の手が壁に当たった。 芽依を守ってやれなかった自分への怒りがどうしようもなく込み上げる。 それから1ヶ月は、何もかもが上の空で、芽依がいなくなった事もただ信じられないまま過ぎて行った。 そして俺は、新しい何かを探す為に、今の薫の居る中学に編入した。 でも、女は怖かった。何も言わずに、また俺の前から急にいなくなるのがただただ怖かった。 .