今自分の身の回りに起きている全ての事が夢であって欲しかった。
「ヒロ君…これ」
『…っ。』
それを見た瞬間涙がこぼれた。
"愛しい人 ヒロへ"
遺書だった。
"ヒロへ
ヒロに手紙を書くのは1年ぶりだね。1年前、私がヒロにラブレターを送って以来だよね?最後に宛てる手紙がこんな形になってゴメンね。
私はホントにヒロを愛してたよ。こんなに人を好きだって思えたのは、初めてだったんだ。
お父さんの会社が倒産して、家の雰囲気や何から何までが壊れていた時も、ヒロを見ると何だかそれも忘れられる気がした。 私にとってヒロは本当に最後まで必要でした。
ありがとう。
芽依より。
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