帰り道。私もヒロも手を繋ぎながら帰った。 ただ黙って、幸せだなぁ…何て思いながら夏の少し冷たい風を感じていた。 「ただいまーっ♪」 何だか久しぶりに、心に余裕がある家。 今朝、ヒロに"関係ないじゃんっ!"なんて叫んでた事が嘘みたい。 『何ニヤニヤしてんだよ。』 ヒロが頭をベシッと叩く。 .