彼女は 抱えたひざに 顔をうずめてそこにいた。 小さな鳥が 寒さに凍えて 身を丸めているみたいだった。 スカートはびりびりで 上に着ていた服も びりびりに破かれていた。 彼女はおれの姿を見て 怯えるように 身を固くするように 壁にはりついた。 おれはあまり彼女の体を 見ないようにしながら ペットボトルの水と スウェットの入った袋を 彼女に向かって 差し出したんだ。