☆俺様彼氏と小悪魔彼女☆

学校に着くと、ドキドキが迫ってくる。


そう、あの入学式以来だ。


特別教室に向かう途中歓声を浴びる。


前までは苦痛だった歓声も、今じゃ気持ちいいったらありゃしない。

とうとう特別教室についてしまった。


ーーー柊がいませんようにーーー

柊に見せ付けるためにしているのではないか・・・


そんな事をすっかり忘れて、本来の目的と全く違うことを願う凛。


だが、そんな淡い期待もあっさりと打ち砕かれてしまう。