~良介side~



今ね、




彼女からの電話が…



あったの。



だから、しょうがなくソイツんところに行く。



あっ…



俺ね、別にソイツのこと、好きじゃないよ…。



だって、ゆらのコト…忘れるためだもん…。



でも、ホントのこと言うと、余計にツラい。。。



だって…






あきらめられる訳、ねぇーもん。







なんで、神様ってのは不公平なんだよっ!!!



みんなは、一番好きって、自信持って言えるような人と付き合ってる。



でも…俺は…



知らない人。



性格も知らない。



分かるのは、顔とケー番と名前だけ。



知らねーよ、あんなヤツ。



中野に…心配、かけたくねーな…。



ゆらにも…知られたくねーし…。



でも、いっそ知られたほうが…あきらめつくよな…。



…ッ。


やっぱ、あきらめらんねーよ。



一人で考えていると、一人の女子が俺の前に来た。



この、化粧がケバくて、キモい人が、一応俺の彼女。



同級生の、ゆい。



先週、俺に告ってきた。