ハルちゃんの恋

「俺、林昂。君は?」

「中野・・・ハルカ」

「ハルカちゃんか~よろしくね」

にこっと微笑む彼。

そんな彼にまたときめいてしまうあたし。


これが、昂くんとの出会いだった。


「じゃあこれで解散」

「またね~」

ふう。

やっと終わった。

ホッとして、ドッと疲れが出てきた。


「ハルかちゃん」

「・・・す、昂くん?」

帰ろうとしていると、昂くんに声をかけられた。


「家こっち?送らせてよ」

「う、うん・・・」


ええ!?

まじですか?