「ハル帰りどっか寄ってこ」

「あ、うん」

あれから一週間。

その後、昂くんから何度かメールは来たものの

一切返事はしなかった。

怖かった。



帰り道、莉子ちゃんとコンビニで寄り道。

「あー!甘栗プリンだ」

「ほんと好きだよね」

「そう?」


あたしは笑いながら甘栗プリンを手にしたときだった。

「ハルカちゃん?」

・・・え?

この声は――


「久しぶり」

「昂・・・くん」

昂くんがいた。

あの人変わらない昂くんがいた。