★My Homeの秘密★♪〜brother&sister〜





それを受け取った凌兄は驚いた顔をしたまま、「は…?」といった。



「あ、あたしからじゃないから!どうしてもって頼まれちゃって、断り切れなかったからっ」



早口で言って、なんとなくものすごく疲れた…。


けど、これで渡せたからいいか。


と、あたしはのんきに思っていたのに…。



「…お前、ふざけんなよ。俺がこういうの嫌いだって知ってんだろ?もらってくんじゃねーよ!」


怒鳴りながら、チョコをゴミ箱に投げ捨てた。



へ、へ、へ?


あたしはあたしが怒られたことにびっくりして固まる。



あたしだって好きでもらってきたんじゃないし!

てかいらないからってゴミ箱に捨てることないじゃん!



あたしはムカついて、拳を握りしめながら凌兄の部屋を出ていった。



なんであたしが怒られなきゃいけないのさ!!