あたしを喜ばすのが革新的に上手い凌兄。 ……大好き。 今までのバレンタインは食べる側の人間だった。 だから今年こそは、自分で作って、凌兄に渡したい。 そう思って、雛に頼んだのだ。 バレンタインにいい思い出はない。 だから…渡すのはまだ少し不安。 だけど、渡したい想いの方が強いから… とにかく頑張ろうと、思う。