「え、ほんと!?じゃあお願いしま〜す!」 とあたしは軽〜いノリで任せてしまったのだが。 …よく考えてみればここには凌兄もいるし、もしあたしの勘違いではなかったら、雛がとても可哀相な状況になるんじゃ…? あわわわわっ! 慌ててあたしは、 「ゆ、勇紀っ!やっぱ駄目…っ!」 と言ったのだが、時すでに遅し。 勇紀は雛に、 「なぁ雛、栞の馬鹿が、雛が凌兄を好きだとか勘違いしてんだけど…本当のところどうなんだ?」 と、すでに言ってしまっていた…。