“守る” そう言ってくれたあの日から、 わたしは本当に、 守られてきた。 救われた。 しおちゃん、 幸せになってね……。 でも、時々は わたし達のところに 遊びに来てね。 そしたら しおちゃんの好きな食べ物 たくさん用意するからね。 しおちゃん――… わたしも、 いつか…… 他の誰かと 手を、繋ぎたい。 誰か一人でいい 幸せにしたい しおちゃんみたいに… …わたしにも出来るかな? 雛side*end.