お前が合コン行った時もそう。
俺が自分で助けに行けばいいのに結局家行ってさ、
『栞が合コン行った!!』
って言うしか出来ねぇんだ。
お前のこと好きなのに、
お前のこと守りたいのに、
凌兄みたく上手く守れない。
お前の笑顔好きなのに、
お前を笑わせたいのに、
冬兎みたく上手く言えない。
お前の瞳に俺が映ってないこと、ちゃんとわかってるんだ。
でも少しでも俺を見て欲しくて…唯一得意なサッカーに誘ったりとか頑張ってみたけどさ。
でも、本当はちゃんとわかってたんだ。
だから……
『いや〜勇紀とは違ってかわいいねっ♪癒されるよ!!』
『先輩〜!こいつに手ぇ出すと、うちの兄貴に殺されるんでやめた方がいいっすよ!』