★My Homeの秘密★♪〜brother&sister〜









馬鹿で不器用な勇紀。





「…絶対、幸せになれよ!!」




だけど、いつも背中を押してくれる。



…だいすきだよ。






「あったり前!!」




あたしは、最高の笑顔で言えたと思う。







二人は、あたしに片手ずつ、手を差し出してきた。



その手に、あたしは自分の手を静かに乗せた。




右手には、冬兎。左手には、勇紀。




目の前の大きな扉が、ばっ!と開かれた――…。









急に目の前を襲う、明るさ。


その目映さに、少しだけ目を細めて……。











その先には、


世界で一番愛しい人を見つけた。