★My Homeの秘密★♪〜brother&sister〜





「親父の役、頼んで貰ってきた」


「はあ!?」


「どうしても、僕たちがやりたかったからね。ここの教会の人たちにも、迷惑かけちゃったけど」





あたしの、ばかな愛しい兄弟たち…。




「…ばか。どこの家に、お父さんじゃなくて兄弟が連れてくとこがあんのよ!?」




やっぱり可愛くないあたし。




「…ここに。」


「え、」



冬兎の顔を見たら、微笑んでいた。まるで天使のような微笑みで。




「家が、常識外れなのは知ってるだろ?」



勇紀は、ちょっと憎たらしいような笑みだった。






そうだ、家はいつだって常識外れ。


だから、あたしたちは出逢えたのだ。





「…うん。」









今日という日を迎えられたこと、お父さんとお母さんに、心の底から感謝します…。