★My Homeの秘密★♪〜brother&sister〜









「…凌に、りょう!」



あたしが叫ぶと、びっくりしたようだったけど、だんだん嬉しそうに顔を緩めてく。





ああ、だいすきだ。そう思う。





「あたしと、結婚してください!!」









………凌兄から、返事はもらえなかった。


その代わり、そう叫んだあたしの唇を、塞いだんだ―――…。






















『…わあ!しおちゃん綺麗!!』




目を開ける…、


するといつもの自分はそこにいなかった。




「うっわ、誰これ!?」


「栞、あんたに決まってんでしょーが。他に誰がいんのよ」



あたしの発言に、お母さんが突っ込む。