★My Homeの秘密★♪〜brother&sister〜





目の前にいる凌兄を、顔を上げてをじっと見つめると。


凌兄の意外と大きい手が、あたしの視界を塞ぐ。


「…、こっち見んな…」


「なんで…?」


「……我慢、できなくなりそうだから…」



最初は、意味がわからなくて考えていたら、その意味に気付き、少しだけ顔が熱くなる。





「…りょ、に…」


「…悪い、大丈夫だから。すぐ収まる…」



もう、なにが?とは聞かない。



そして、あたしもぎゅっと自分の手を握り締める。



「…いいよ、我慢しなくてっ、」



そう言ったあたしの言葉に、凌兄は停止。


目を見開いて、固まってる。




「…や、わかってんのか栞?」


「なっ!そんな馬鹿じゃないもん!!」


もう18なんだから…。