★My Homeの秘密★♪〜brother&sister〜









「…意味わかんねー」



困ったようにため息を吐き、左手で頭を押さえる凌兄。



ごめんなさい。



胸が痛いけど、仕方がない。



きっとこの痛み以上に、あたしはあなたを傷つけてしまったと思うから…。





「…凌兄……」



なにか、なにか…



あなたに伝えられる言葉はないだろうか?



いや、言葉じゃなくたっていい……。






「………愛してる。」



「…は?」





信じられないという顔であたしをみる凌兄。




あたしもあなたが、一番大切だから。



あたしの為に影で傷ついたりしないでほしい……。





そして、同じくらい…。



いや、それ以上に…。




凌兄のこと、愛してるよ。




今なら心から、結婚を喜べる気がする……。



きっと怖かったんだ。