★My Homeの秘密★♪〜brother&sister〜





「…は、早いね!」


このままじゃ嫌だから、とにかく話しかけてみた。



ちゃんと謝ろう…。

それで仲直りしよう……。



「…ああ」


素っ気ない返事。予想はしてたけど、やっぱりちょっと悲しい…。



「…あ、あのね、凌兄…あたし凌兄に言いたいことがあって…」



これだけ言うのに、すごく息がつまって苦しくなった。



「……ん、俺も」


「へっ?」



予想外のことに、思わず声を上げた。


だから……


「…先、言ってもいいか?」



「う、うん…」



思わず、頷いてしまった。


その時、今日初めてちゃんと目が合ったんだ……。






一瞬、時が止まったような錯覚を覚えた。


それは、凌兄がやけに真剣な表情をしていたから。